昨日のおもちゃの病院で来た、すみっこぐらしのパソコンの修理です。
結局、導電ゴム式のメンブレンスイッチの修理になりました。
主訴は、電源が入らない、、。 電源周りをチェックしましたが(単3四本と、USBからの外部電源のコネクタ抜き差しによる切り替えですが、そのあたりは問題なし。 メンブレンスイッチのPowerONのスイッチの配線は2本とも、単独で使っているようだったので、端子をショートしてみたら起動しました。 なるほど、本体は生きているみたい、キーボード側の故障なので簡単かな、、、と甘い考えを持つ。
バラしてみて、色々探ってゆくと、嫌な奴、でした。
上の写真(バラして修理した後の写真ですが)のメンブレンスイッチの基板の上の方に、フレキの基板を2箇所折って段差をつけているのだが、どうやらそこでパタンが切れている、ないしは切れかけて抵抗値が大となっていると当たりをつけるが肉眼で観察してもわからない。(折らなければこんなことは起きないのにね、、)
ちなみに主訴の電源が入らない、の問題のスイッチは、写真のスイッチパタンの右上端、が電源SWのボタン部分です。問題の折り畳み箇所と経路の途中箇所の、印刷した導体をカバーしている絶縁体を薄く削って導体を露出させて、端子間の抵抗をはかるとやっぱり「そこ」が問題な模様。また、電源SWの2本のパタンも、当初片方(外側)が断だったんですが、やっているうちに2本とも断になりました。
で、おもちゃの病院の道具箱を漁ったら、導電性の塗料が見つかったので削って露出した導体のところに電線といっしょに塗布。動かすと取れちゃうので、(1)紫外線硬化接着剤で直前の部分を固定して、(2)導電塗料で接着、(3)カプトンテーブではずれないように補強、をしてうまく接続できました。
組み立てて見ると電源は入るけれど、動かないキーがあったので、嫌な雰囲気。全部やるんか、、、。結局調べたら全部はやらなくて、フレキ端子の両端部分に近いラインが切れていたのと、抵抗値が結構高くてセンスしてくれない端子があったので、合計5本jumperしました。
動作確認して、OK、かと思ったら、今度はマウスのクリックが反応しにくい(強く押すと動くけれど、それでも入らないことがある)ので、タクトスイッチ部分を分解して清掃し、こちらも正常化。色々ありましたが全部良化しました。
めでたしめでたし。
これまでもメンブレンスイッチの故障があったけれど、はんだ付けはできないし、結構苦労しましたが、今回の方法だと割と簡単にできました。ただし、接着面側の材料にもよりますが、紫外線硬化接着剤が接着面から剥がれやすい(接着度が弱い)ので、作業後はなにか考えたほうが良さそうです。今回は、全面をゴムでスイッチ側に押し付ける構造だったので、そこまで気にはしませんでした。
ポイントは、導電性塗料の部分が弱いので、その前後を紫外線硬化接着剤で押さえて動かないようにし、改めてその間に導電塗料を塗りつける、最後は乾いたら上からカプトンテープを貼りました。 ===○ーー○ー 、==とーーは同じ電線で、○部分で紫外線硬化樹脂で固めて、ーー部分で導電塗料で元の電極と接続する、という部分でしょうか。
最後は、今日の出演者達です。
紫外線硬化接着剤(本当はNail用)と紫外線LEDランプ、導電性塗料、接点清浄剤と手前にあるのが電線として使った多芯ケーブルの残骸です。
2025/12/7」